workshop/久留米絣の機やさん

下川織物

下川織物
縞に並んだ経糸に、緯糸で柄を織り込んだ新しい感覚の生地。洋服に取り入れたい柄だ。

柄物から無地まで幅広い種類の反物を手掛ける下川織物。
「普通のことをしていてもダメ。他の工房がしていないことをしなければ」
そう語るのは、四代目の強臓さん。

色使い、糸使いなど新しいことに挑戦する開拓者タイプの父に比べて、
自分は既存のものをリニューアルする日本人タイプだと語ります。
自ら現場の先頭に立ち、合間を縫って新素材の開発に勤しむ。そんな、常に忙しく動きまわる姿が印象的。

「定番の柄が売れ続けるということはありません。
ですから、ワンシーズンで終わらない、新しいものを作りたいですね。
洋服のアイテムになるような柄、織り方を工夫しながら久留米絣のバラエティを増やしていきたいです」

絣の用途は和服から洋服へと変わり、求められる柄や素材は常に変化しています。
それらを敏感に感じ取り製作に取り入れる力。それこそが下川織物の強み。

先代の切り拓いた道に工夫を加え、更なる一歩を踏み出そうとしています。

下川織物機にかけられるのを待つバラエティ豊かな経糸たち。織上がりが待ち遠しい。
下川織物整経を行なわない日はない。常に整経があるからこそ、様々な柄や糸を使った新しい製作ができるのだ。
下川織物品質にこだわるには、日々の織機のメンテナンスは欠かせない。昭和初期の織機にこだわりを持って使用している。
下川織物色とりどりの無地も生産。幅広い需要に応える。