about kurume kasuri/久留米絣について

久留米絣の魅力

久留米絣の魅力久留米絣の魅力久留米絣の魅力

久留米絣は綿素材の織物。
その特徴は夏は涼しく冬は暖かいということです。
着れば着るほど肌に馴染み、肌触り、風合いが良くなっていくということ、
しっかり織られた丈夫な生地であることや洗濯にも強いなど、
日常着としてたのもしい性質を持っています。
加えて柄の細かなかすれ、にじみが味わい深く、
狙っても生み出せない素朴なあたたかみがあるのです。

綿の良さ

綿繊維は吸湿性に優れているため、生地の内側と外側に温度差が生じると、
内側の水分を吸い取って外側へ発散しようとする性質があります。
その際に気化熱を奪い全体の温度を下げるので、涼しさを感じることができ、
通気性も良いため心地よく着ることができるのです。
冬に暖かい理由はというと、
繊維の構造上、中心部がマカロニのように空洞になっているので、
内側の熱が放出されにくいという特徴があるからです。

久留米絣綿の魅力

小幅の特徴

久留米絣の幅は約36cm。
着物に使う反物幅で、広幅の久留米絣というものは存在しません。
これは綿ならではの風合いを守るため。
小幅は広幅に比べ、製織のときに緯糸にかかる張力が少なくてすみ、
糸に無理をさせることなく織り上げることができます。
そのため広幅には出せない、素材そのもののやわらかい風合いの生地ができ上がるのです。

久留米絣綿の良さ

柄の魅力

にじんだような柄のかすれ、にじみ。
これは昔のプリント柄に見られる「泣き」、版ズレが生む味にも似ています。
約3ヶ月、30工程を要する久留米絣の工程では、およそ900本近くの糸を扱っていきます。
天候、気温、湿度などで変化する糸の伸縮率は、緻密にそろえた柄をかすかにずらし、
これが織り上げた際のかすれやにじみを生むのです。
あまりにも正確に完成してしまう工業製品に比べて、手工業である久留米絣には“隙”があります。
少し力が抜けていて、リラックスできる生地。
これも、久留米絣の特徴だと言えるでしょう。

久留米絣柄の魅力

天日干し

生地が織り上がり、湯通しして生地を収縮させ染料を定着させたら、
最後の仕上げは天日干しです。
天日干しは生地へかかる負担を最小限におさえ、からりとハリのある風合いに仕上げます。
太陽光には殺菌効果もあるといい、昔ながらの乾燥方法なのです。

久留米絣天日干し