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糸が織物へと変わる、その序章。

2013年2月7日

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久留米絣整経久留米絣整経久留米絣整経久留米絣整経

柄模様にしたがって、使用する経糸の本数や長さを準備する「整経」という作業。


何十巻も並んだ糸の固まりはチーズ糸と言われ、この、チーズ糸から必要な糸を巻き取っていきます。
ちなみに、チーズという名称は見た目そのもの、「チーズのように見える」ことから、名付けられています。
繊維業に携わっていないと、なかなか聞き覚えのない言葉です。


そして、チーズ糸が立てられているのは「コーンクリール」という機械。
必要な糸の本数について、織物では緯糸を「行数」、経糸を「羽数」と呼びますが、
コーンクリールは羽数120羽(機械によって若干誤差があるかもしれません)までセット出来るようになっています。
1羽=糸2本として、一度に240本の糸を束ねることができます。


久留米絣に必要な糸の本数は、糸の太さや柄の複雑さによって変化しますが、おおよそ800本〜1000本以上。
必要な糸を巻き取り、作業効率の良い本数に分けられた糸束は「ドラム」と呼ばれる大きな機械に巻き取られていきます。
コーンクリールからチーズをのばし、ドラムで巻き取る。まるで呪文みたいです。


糸を引っ張っていく時に大切なのは、糸が切れないように注意すること、そして糸のテンションを均一に保つこと。
どこか一部分に強いテンションがかかったまま工程を進めると、いざ織る時に、その部分の柄がズレてしまうのです。
職人は繊細な何百本もの糸に気を配りながら、慎重に作業を進めていきます。


何百本もの糸が伸び、ドラムへと集約されていく光景はとてもきれいです。
1本1本の糸が交差して1枚の布になる、その幕開けの、ワクワクするような工程なのです。

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