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久留米絣と糸のこと

2013年8月17日

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糸を経と緯に織りあわせたものが生地です。
久留米絣では、この糸を生地の柄に合わせてあらかじめ括り染色してから織りの工程にすすみます。


括りや染色の技法にもいろいろあるのですが、今回は生地のはじまりとなる糸についてお話しましょう。

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久留米絣がつくられる以前の江戸期、久留米藩では、綿花の栽培が盛んでした。
久留米藩領地・筑後川流域でとれた綿花を紡いだ糸でつくった織物が後に久留米絣として発展したのです。
手紡ぎの糸から始まった久留米絣も紡績技術の進歩により、今ではいろんな糸が使われるようになりました。


はじめは1本の糸同士を織りあわせていたものが、2本の糸を縒ったものも織りあわせられるようになりました。
2本の糸を縒った糸の生地は、1本の糸の生地よりも丈夫です。
1本の糸の生地は、2本の糸を縒った生地よりやわらかです。
現在は、1本の糸を「単糸 タンシ」2本の糸を「双糸 ソウシ」と呼び、用途に応じて使い分けられています。


糸の太さも様々です。
太い糸では厚みのある生地、細い糸では薄手の生地が織りあがります。
糸の太さは「番手 バンテ」という単位で呼ばれており、一般的な糸の太さが30番手です。
この30番手を中心に小さな数値は太い糸、大きな数値は細い糸となります。

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経糸が60番双糸、緯糸が20番単糸の生地「久留米かすり/反物 蘭の花/銀鼠」です。
とても細い2本の糸がたてに、やや太めの1本の糸がよこに使われていることがわかります。
軽くてやわらかな生地です。


その他にも粒感のあるネップ糸、太さに変化のあるスラブ糸や、
綿以外の素材の糸などいろいろな糸で久留米絣は織られています。
糸の太さや強さに合わせて織機を調整することも久留米絣の職人さんの腕の見せ所なのです。

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経糸が60番双糸、緯糸が10番スラブ単糸の生地「久留米かすり/反物 市松くずし/黒・白」です。
とても細い2本の糸がたてに、太さに変化のあるの1本の糸がよこに使われていることがわかります。
生地の表面に立体感のある柔らかな生地です。


使われる糸と生地感の変化。
約50の久留米かすりの生地が揃う9月の催しでは、
実際に触れて比べることができますよ。
来月の予定にぜひ加えてくださいね!


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「久留米かすり展・着物お仕立て受注会」

ところ:KIMONO MODERN
    福岡市中央区今川2-7-52
   (地下鉄空港線 唐人町駅より徒歩9分)

と き:2013年9月5日(木)- 2013年/9月/8日(日)   
    11:00-18:00 (※最終日09/08は、17:00まで)

※内容が一部変更となる場合もございます、ご了承ください。
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